9月 掲示法語更新
掲示法語を更新しました。
●浄土真宗を感じる法語
たとえ一人になろうとも 仏はあなたと 共にある
他人の心はわかりません。たとえ家族であっても、本当にわかり合えるということは無いのかもしれません。人は根本的には一人で生きているのでしょう。
しかし、阿弥陀さまという仏さまは、私の苦しみを全て知り尽くし、その苦しみに寄り添うために南無阿弥陀仏という名号(名前・よび声)の仏さまに成ったのです。
南無阿弥陀仏のお念仏を聞かせていただくとき、私は決してひとりぼっちではないということを聞かせていただいているのです。
●仏教の教えを感じる法語
老いが、病が、死が 私の生を 問いかけている
仏教では、思い通りにならないことを「苦(く)」と言います。
その苦の代表的なものが四苦=生老病死(しょうろうびょうし)です。
生れること、老いること、病になること、そして死ぬことは、誰も思い通りにすることができません。
生れてしまった私たちは、耐えず老病の苦を受けて、いつか死に至る人生を生きています。
しかし、老病死は悪いことというだけではなく、今どのように生きるべきだろうか、と絶えず私に問いかけ、目覚めさせようとさせているはたらきとも受け取れるのではないでしょうか。