高槻一念寺

高槻市下田部町のお寺 (浄土真宗本願寺派)です

配布法話 ずっと友だち



一念寺門前に設置している配布法話を更新しました。
お近くの方は手に取って見てくださいね。

ちなみに、この掲示している書は坊守が書いたものです。

【本文】
山から遠ざかれば
ますますその本当の姿を見ることができる。
友人にしてもこれと同じである。
アンデルセン

 先日、長崎へ母方の伯父の墓まいりをしに行きました。母の実家を訪れ、会ったことのない祖父母の写真を見て、命のつながりを感じたことでした。
お墓の近くに、大学院時代の友人が若院を務めるお寺がありましたので、おまいりさせていただきました。
そのお寺では、毎日夕方まで子どもたちに居場所を提供していて、子どもたちが本堂で楽しそうに遊んでいました。
午後の5時には、子どもたちだけで鐘をつき、小さな女の子が導師をして「らいはいのうた」をお勤めします。日々、地域の人と交流しながら真面目に活動をしていないと成し得ないことです。
一念寺もこうして気軽に人が集える場所にしていきたいと思いました。
子どもたちのかわいい声でのお勤めが終わると、友人である若院の法話がありました。
「みんなの中には、ずっと地元に残る人もいるでしょうし、都会に出て働いたり、いろいろな事情で地元を離れる人もいるでしょう。でも、遠く離れても、友だちは友だちのままです。
 今日は、私の友だちが大阪から来てくれました。遠くにいても友だちであることは変わらないので、こうして会うこともできるのです。
 そして、私たちは、この命が終わったら、お浄土でまた会うことができます。だから、友だちはずっと友だちのままです。みんな、ここで一緒に遊んだ思い出を大切にしてくださいね」
 きっと、本堂で遊んだ景色は大切な思い出としてずっと子どもたちの心に残るでしょう。
 仏教には正定聚(しょうじょうじゅ)という言葉があります。正定聚は、お浄土に生れて仏さまに成ることが定まっている仲間という意味です。
 一緒に南無阿弥陀仏のお念仏いただいた私たちは、ずっと友だちなのですね。
南無阿弥陀仏 一念寺若院 保田正信